2004年 秋季例大祭
10月7日(木)/
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10月8日(金) |
諏訪神社/
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皆野椋神社 |
皆野椋神社 神楽団
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カッコ(詳しくは民俗楽器のページ参照)と大小太鼓の軽快な音色に、篠笛の旋律が重なって、舞い手の鈴が時折シャリンと鳴る。神楽は耳にも目にも、のどかで楽しい。
八意思兼命(ヤゴコロオモイノカネノミコト)、天鈿女命(アメノウズメノミコト)猿田彦命(サルダヒコノミコト)らが一人ずつ登場して四方を祓うおごそかな儀式的な舞から始まり、岩戸開きや釣り込みなどの物語と続いてゆくのも楽しい。
研修会少年部の子供たちも神楽曲を数曲レパートリーとしているが、7日の神楽では高校3年の少年部メンバー(第22期生)も楽人として篠笛を吹いた。かつての少年部(第1期生〜)では、《代参宮》《二人太刀》《弓矢》《大黒舞》等々、さまざまな舞、奏楽ともこなしたものだった。現在は熟練した大人会員の舞か演じられているが、獅子舞同様、20年、30年先を見据えた後継者育成を考えた活動をしてゆかなければならない。
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《猿田彦ノ命の舞》豪快な舞。 |
■神楽の舞台“神楽殿” 《湯笹の浄め》↑天鈿女命(アメノウズメノミコト)の舞 |
■神楽の楽人たち。右奥から、大小太鼓,カッコ,笛3人
研修会では神楽の舞いの伴奏曲全曲を楽譜に残し、楽人たちの奏楽を守っています。 |
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今年の秋季例大祭、神楽演目
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《
奉 幣 》
八意思兼命(ヤゴコロオモイノカネノミコト)が大きな幣を手に、四方を祓う。
《湯笹の浄め》
天鈿女命(アメノウズメノミコト)が神楽殿正面の釜の湯につけた笹を手に、祓い浄める。
《猿田彦命の舞》
猿田彦命(サルダヒコノミコト)が四方を固めた後、鉾と鈴を持ち勇ましく舞う。
《岩戸開き》
古事記等で有名な「天の岩戸」の物語。まず八意思兼命、次に天児屋根命(アメノコヤネノミコト)など3人の神様、そして天鈿女命、と舞が続き、最後に手力男命iタヂカラオノミコト)が現れ、岩戸を開くまでの舞が続く。
《大黒舞》
打出の小槌をふりながら大黒さまがおもちを捲きます。
《釣り込み》
事代主命が石凝姥命(道化“ひょっとこ”)たちを使ってウナギとタイを釣る。 |
昨年平成15年の神楽のページの
大黒舞、釣り込み、岩戸などの写真も
ご参照ください。
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最近のことだが、皆野椋神社神楽、獅子舞、祭囃子のために故・関根幸一が考案した皆野の奏楽の楽譜が、他の地域の人の手にあるのを見た。この楽譜は皆野の芸能にたずさわる人以外にはまったく無縁のものであり、これが軽い気持で他所の芸能に流用・転用されるなどの事態が起こった場合には、
●他所の芸能にとっては
原形のくずれる原因となり、
●また皆野の芸能にとっては
地元のオリジナリティ・財産の流出であり、
●かつ、関根幸一にとっては、
独自に考案した楽譜の記譜法についての
知的所有権の侵害となる。
↓↓↓
研修会各会員にお願いいたします。お手持ちの楽譜の保管には十分責任をお持ちください。そしてコピーして第三者に渡すことはお止めください。楽譜のコピーが必要な場合は、必ず本部へお申し出ください。必要な場合は、本部の原本からコピーをとってお渡しいたします。(研修会本部・關根勢津子)
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獅子舞、神楽
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