A.
篠 笛
邦楽の横笛には、雅楽で使用される神楽笛や竜笛、能や長唄で使用する能管などがありますが、私たちが使用する郷土芸能の笛は“篠笛”。篠竹でつくられたものです。皆野のお囃子では、穴が六個の六穴笛を使用。六穴の笛の中でも、音の調子によって四本調子、五本調子…という種類に別れます(数字が増えるほど調子が高くなる)。皆野のお囃子では“六本調子”が基本的に使われます。小学生の笛の講習には吹きやすい八本調子を使用。調子の低いものほど長くなります。(写真上は六本調子、下は八本調子)
E.
鈴
神楽などで舞い手が片手に持って揺らしながら舞う。奏楽に清らかで、おごそかな空気を与える。
F.
鞨鼓(カッコ)(または大拍子)
神楽にはなくてはならない鞨鼓(カッコ)。カッコの軽快なリズムで、登場人物が舞台に現われたり退場したり、また、お囃子の中では、他の祭り囃子とは違った軽やかな雰囲気をだしてくれます。 |
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B.小
太 鼓
皆野のお囃子で使われる締め太鼓。奏楽の編成では小太鼓は3組が基本。神楽では1組使用。獅子舞では「御神楽三拍子」という演目で1組使用。
C.
鉦
すり鉦とも言われます。研修会では五寸の鉦を使用。鹿の角を頭につけたシモクというもので鳴らすとチャリンと耳に心地よい響きが。
D.
大 太 鼓
※小太鼓と大太鼓の台は関根式太鼓台。
G.
ささら(簓)
竹にぎざぎざをつけてそれをこすって音を出す。皆野椋神社獅子舞の伴奏につかわれる。花笠をかぶった人が演奏する。
H.
拍 子 木
本来は夏祭りの屋台曵きまわしの際、屋台の上でカチカチカチっ…と打ち鳴らされる。豪快な屋台屋台囃子を引き締める。
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