Nov.3/'04 皆 野 民 俗 芸 能 奏 楽 研 修 会
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未 来 へ と ど け
こ の リ ズ ム
こ の メ ロ デ ィ

その
2005年 秋季例大祭
10月7日(金)/
10月8日(土)
諏訪神社
皆野椋神社
皆野椋神社 獅子舞保存会

“ころび”と呼ばれる、大狂(おぐり=男獅子)のゆっくりと上体をそらして回る様(右端)は、この演目の前半、大狂(おぐり)の一人舞の見せ場のひとつでもある。
旅をしている獅子たち。大狂が、幣を見つけ、驚き、小狂に教える。小狂もまたその幣に驚き、こんどは二匹が女獅子に教える。
幣を見つけた三匹は小川を渡り、峰を越え、岩から岩へと飛び移って喜び合う他に比類ない勇壮活発な舞。ことしの夏から取り組んだばかりだが、いきいきとした舞に仕上がった。

皆野獅子舞の中でも異色の出し物
風流系一人立ち三匹獅子舞の皆野椋神社獅子舞のうち、この演目《中入り大神楽》のみ、二人立ちの大神楽獅子が登場。皆野獅子舞の中でも異色の出し物である。
豊作を祝い、おかめやひょっとこが踊っていると、二人立ちの大神楽獅子二頭が秩父囃子(皆野屋台囃子)の豪快なリズムに乗って夫婦朝比奈に合わせて登場し、境内をところ狭しと舞う。そのため皆野のこの囃子は屋台囃子の系統であるがリズムも激しくテンポも早い皆野独特の囃子となっている。この囃子が峯から峯へ、里から里へ遠く高くこだまする程、近郷の農山村では天下泰平、風雨順時、五穀豊穣、悪疫退散の瑞兆として喜び合う風習があった。
中入り大神楽に生きる
皆野古来の屋台囃子
《中入り大神楽》の伴奏曲の後半は、《秩父囃子(皆野屋台囃子)》。全国的に有名な秩父夜祭りの《秩父屋台囃子》と同類だが、この皆野屋台囃子はテンポが早く、リズムも荒々しい。《秩父屋台囃子》を聴き慣れた耳には、圧倒的に早いと感じるテンポ。それもそのはず、秩父の豪華絢爛で何トンもあるような大きな屋台を引き回すための勇壮な屋台囃子のテンポにくらべれば、この境内を走り暴れる大神楽獅子のための屋台囃子は、おのずとテンポは早くなる。獅子が走り回るように勢いのあるこの皆野の屋台囃子は、昔から獅子舞や神楽に従事する者の中で伝承されてきたが、いまや秩父夜祭りの《秩父屋台囃子》の影で、演奏する者は研修会それも特に少年部に限られてきているという現状。せめて神楽師や獅子舞の太鼓・笛掛りこそが、守らなければならない囃子の一つとなっている。昭和20年代に神楽師や獅子舞の太鼓方などに取材した屋台囃子が、皆野古来の屋台囃子として研修会で保存されている。
(昨年の中入りはこちら)

一日の最後に舞う《天狗拍子》。本来は軍配をもった仲立ち4人と獅子12匹が舞うため《十六人ささら》などとも呼ばれた。後継者不足の現状なので、いまは6匹の獅子と、1人の仲立ちで舞っている。

“いつまでも遊びたけれど 日も暮れる おいとま申して 戻り子ささら”の歌でこの演目が踊り終わると、「これにて、本日の千秋楽〜」の声がかかり、ああこれで今年の獅子舞も終わりかと実感する。

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